歯科診療の放射線被ばくについて☆|ブログ一覧|大阪市東住吉区の歯科・小児歯科なら小林歯科医院

歯科診療の放射線被ばくについて☆

歯科診療の放射線被ばくについて☆

こんにちは。東住吉区 針中野にあります小林歯科医院です。

今年もあとわずかになりました。今年の冬はラニーニャ現象ということで寒さも厳しくなっておりますが、体調など崩されていませんか?

今回は歯の治療におけるX線撮影について少しお話したいと思います。当院は三次元の撮影ができる歯科用CT口腔内を全体的に撮影できるパノラマ撮影歯ごとの細かい診断に用いるデンタル撮影等、最新のX線装置を設置しています。これから皆さんが特に関心を示されている医療被ばくについて、解り易く説明させて頂きます。

 

皆さんは日常生活でも被ばくをしていることをご存知ですか?

人体が体に受ける放射線の量としてミリシーベルト(mSv)を用います。人が地球上で自然に受ける放射線として、宇宙から降り注ぐ放射線、建物や地面から放出される放射線、空気中に存在するラドン等の気体や食物から体内に取り込まれるもの等があります。これら自然放射線による被ばくは平均的に1年間で2.4mSvにもなります。

例えば飛行機で東京からニューヨークまで往復すると、宇宙線により0.2mSv程の放射線を受けることになります。

 

X線検査における被ばくは大丈夫なの?

被ばくの安全基準値は国際放射線防護委員会(ICRP)で決められており1年間で100mSvとされていて、この数値を超えてしまうと人体に何らかの影響をもたらすとされています。また500mSvを超えると一時的に白血球の減少がみられます。しかし、一般に医療被ばく、特に歯科撮影における人体に対する影響はほとんどありません。

ここで当院のX線検査について説明いたします。

歯科用CT(立体的に画像処理した3次元写真) 1スキャン 約0.2mSv  図左

 

 

 

パノラマ撮影  1回 約0.02mSv 図右

 

 

デンタル撮影  1回 約0.01mSv 図下

 

 

数値を見て頂ければ判るように1年間で安全基準値100mSvを超えることは絶対ありません。撮影時には防護服(鉛が入ったエプロン)を着用し、散乱線による無用な被ばくをしないように検査を行っています。これら歯科用CT、パノラマ撮影、デンタル撮影をすることにより肉眼だけでは分からない歯根の中や神経付近まで診断価値の高い正確な情報を得ることが出来ます。必要なX線検査を行うことで、虫歯が大きくなってしまう前に治療することが可能です。また妊娠されている方、或いはその可能性がある方は必ずスタッフまで申し出て下さい

当院では1人でも多くの患者さんの歯の予防・治療が出来るように心がけていますので、気軽に小林歯科医院に足を運んでください。

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