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8月のセミナーに行ってきました

8月のセミナーに行ってきました

こんにちは 東住吉区 針中野にあります小林歯科医院

 
歯科衛生士の藤岡です。
 
 
8月27日(日)、歯科衛生士の品田和美先生・大住祐子先生、歯科医師の山本浩正先生による
①問題解決のために診るポイント   (品田先生)
②的確に見る・継続して観る    (大住先生)
③あなたのメンテは役に立っている? (山本先生)
という3つの講演に参加させて頂きました。
 
 
1つ目の講演では
・患者さんが何の主訴で来たのか
・何か歯科以外の病気や怪我を患っていないか
   等のことを記録し、見直すことが大切。
患者さんの過去現在未来を考えるのも大切だと学びました。
 
歯茎の歯周ポケットの深さを検査させて頂くことがあると思いますが、
その検査でも 過去現在があり未来もあります。
ポケットが浅かったのに(過去)深くなっていれば(現在)
歯茎が悪くなっているので治療をして
良くなるように(未来)していきたいと思いました。
 
 
2つ目の講演では
・目で確かめ判断 時間をかけて観察
・変化 悪化を見極める
 
患者さんのお口の中だけを見るのではなく
カラダ全身の事も見て、お口の状態がどう変化したのか、どう悪化したのか
悪化したのは何が原因でなったのかをしっかり見て、判断していきたいと思いました。
 
 
3つ目の講演では
・菌の住み家を減らすと菌は減る?
 
歯周病菌の住み家は
歯周ポケットの中にあるバイオフィルムという膜で構成されます。(細菌の塊)
       →お風呂・シンクのヌメリとほぼ同じ仕組み

バイオフィルムは歯の表面に付着して、皆さんが食事した食べカスエサしています。   住み家をどう減らすのかというとバイオフィルムを壊してしまう方法です。   

ただバイオフィルムはうがい・洗口液で除去するのは困難です。バイオフィルムに効果的なのが歯磨きです。歯磨きをして頂くとバイオフィルムは除去できるのですが、上記のようにお風呂のヌメリと一緒で2〜3日後にまたバイオフィルムがつくられます。

このことから日々の歯磨き大事なのだと思いました。

もう一点学んだ事があります。それは歯茎からの出血についてです。 歯磨きをしていて歯茎から出血した事がある方は多く、歯磨きをやめてしまう方も多いかと思います

歯ブラシを力強く当て歯磨きされている方は、歯茎を痛めつけているので出血が起こります。この場合はブラッシングの方法に問題があり、改善する必要があります。

歯ブラシを軽く当てているのに出血される方は、歯周ポケットの中に菌(Pg菌)が住みつき、炎症が起きる事で出血が起こります。                                    

では出血の原因となる菌(Pg菌)をどう減らすのかというと     歯ブラシを軽く当てている方は歯茎が炎症を起こしているので、出血していても歯磨きをやめずに続けてもらい、歯茎の歯周ポケットの中の菌を外に出して頂くといいと思います。

あと、患者さん一人一人にあった日々の歯磨き(ブラッシング方法、ケアグッズのお伝え)と衛生士による機械的なクリーニングバイオフィルム取り、歯石取り等)をさせて頂き、出血の原因となる菌を減らしていきたいと思いました。   

3つの講演に参加させてもらいとても多くの事を学ばせてもらいました。

これからも患者さんのためたくさんの知識を学び、伝えていきたいと思います。