こんにちは 東住吉区 針中野にあります小林歯科医院
バイオフィルムは歯の表面に付着して、皆さんが食事した食べカスをエサにしています。 住み家をどう減らすのかというとバイオフィルムを壊してしまう方法です。
ただバイオフィルムは「うがい・洗口液」で除去するのは困難です。バイオフィルムに効果的なのが歯磨きです。歯磨きをして頂くとバイオフィルムは除去できるのですが、上記のようにお風呂のヌメリと一緒で2〜3日後にまたバイオフィルムがつくられます。
このことから日々の歯磨きは大事なのだと思いました。
もう一点学んだ事があります。それは歯茎からの出血についてです。 歯磨きをしていて歯茎から出血した事がある方は多く、歯磨きをやめてしまう方も多いかと思います。
歯ブラシを力強く当て歯磨きされている方は、歯茎を痛めつけているので出血が起こります。この場合はブラッシングの方法に問題があり、改善する必要があります。
歯ブラシを軽く当てているのに出血される方は、歯周ポケットの中に菌(Pg菌)が住みつき、炎症が起きる事で出血が起こります。
では出血の原因となる菌(Pg菌)をどう減らすのかというと 歯ブラシを軽く当てている方は歯茎が炎症を起こしているので、出血していても歯磨きをやめずに続けてもらい、歯茎の歯周ポケットの中の菌を外に出して頂くといいと思います。
あと、患者さん一人一人にあった日々の歯磨き(ブラッシング方法、ケアグッズのお伝え)と衛生士による機械的なクリーニング(バイオフィルム取り、歯石取り等)をさせて頂き、出血の原因となる菌を減らしていきたいと思いました。
3つの講演に参加させてもらいとても多くの事を学ばせてもらいました。
これからも患者さんのためたくさんの知識を学び、伝えていきたいと思います。