東住吉区 針中野にあります小林歯科医院
歯科衛生士の熊本です。
桜の便りが出始め、いよいよ本格的な春がやってきました。
それだけでワクワクしてしまうのはなぜでしょうね。
さて、今日は少し難しいデータの事をお伝えしようと思います。
最近目にしたデータの中に、とても喜ばしいのもがありました。
虫歯になっている子供の数が減ったという記事です。
横のデータは「12歳の永久歯の一人当たり平均虫歯数の推移」というもので、40年前からの変化が分かります。
40年前の12歳の永久歯の虫歯を持っている子の割合は92%、平均4.7本の虫歯がありました。
昨年の12歳の永久歯の虫歯を持っている子の割合は40.5%、平均0.9本という速報値がでました。
虫歯がある子供の数も減りましたし、その子供の口の中の虫歯の数も減っています。
予防方法がある程度確立したことや出生率の減少などの社会背景も40年前とは違いますので、複雑な要因が重なりますが喜ばしいことと感じました。ただ、小林歯科医院に治療に来る子供さんたちはみんな、複数本の虫歯を作ってやってくることが多いです。というのは、どういうことなのでしょうか?
もう一つ紹介するのは昨年の「年齢別虫歯の者の割合」というデータです。
分かりやすくお伝えすると、小学校中学年と高校生に虫歯が急に増える時期があるという事です。
お友達と自由に遊ぶ事ができるようになりおやつを親の管理の中で食べることがなくなっていき、親も仕上げ磨きから卒業していく小学校中学年と子供と大人の狭間で複雑な心と勉強などで不規則な生活になってしまう高校時代という理由でしょうか。
皆様のご家族の中にも、この「虫歯の谷間時代」をうまく乗り切り健やかな成長と明るい未来を担う子供たちへの「虫歯ゼロ」というプレゼントができれば素敵なことになります。
まずは定期的に検診に起こしいただき、歯磨きの大切さをその時に再認識していただけるようお手伝いしたいという思いが強くなりました。