(続)歯垢の話|ブログ一覧|大阪市東住吉区の歯科・小児歯科なら小林歯科医院

(続)歯垢の話

(続)歯垢の話

(続)歯垢の話

東住吉区 針中野にあります小林歯科医院

歯科衛生士の熊本です

師走に入り気分も慌ただしくなってきました。

小林歯科医院は南向きの建物の二階にあります。

個室は南向きに面していて大きなガラス窓があります。

この季節は天気がよければ、朝の日差しが差し込んでとてもポカポカしています。

皆様にお掛けするブランケットも太陽熱で温められています。

外は寒々しいですが、異空間にいるような錯覚を覚えます。

もし可能でしたら、是非午前中に予約をおとりください。

 

さて、前回は歯垢のお話をしました。

「歯垢はフィルムで覆われていて、それを壊すためにはゴシゴシ擦って歯磨きをする」といった内容でした。

今回は磨かれる「歯」の立場から歯垢を考えていきます。

歯は前歯、奥歯と分かれていますが、その中間には糸切り歯(犬歯)があります。それらは形が違います。前歯は表と裏と大まか2面で構成されていてうすく平べったい形、奥歯は表・裏・かみ合わせとあって、箱のような形です。犬歯というとラグビーボールのような形をしています。

そして、人それぞれ歯には特徴があり、大なり小なり「ボン・キュッ・ボーン」のくびれがあります。毎日、歯を見つめている私は「この患者さんの歯、セクシーやな」と思いながら仕事をしていたりします。

なにが言いたいかと言いますと、歯はとても複雑な形をしていながら隙間も少なく並んでいます。よって歯磨きが難しいということです。

また、歯を1本1本外して洗える訳でもありません。狭くて暗い口の中に想像を膨らませながら歯ブラシを入れて「こんなもんかな」という自分の判断で「歯を磨いた」と終了します。

私が歯の勉強をし始めた頃は、「永久歯は何本か」という事も知りませんでしたし、「どこからどこまでが1本の歯か」という事も聞かれると答えられないくらい歯に興味がありませんでした。(こんな私がなぜ歯科衛生士になったのか、というのは機会があればお伝えします)

歯の詳しい事やご自身の歯や歯ぐきの状態を知る事はとても大切で、どのように歯ブラシを動かすと歯垢がとれるのかというのを知ることにもつながります。そうすると無駄な動きをはぶき効率よく歯をきれいに磨く事ができるので、実際歯磨きの時間がすっごく長くなるということにはなりません。

是非、このブログで歯にまつわる事を知っていただき、その上でご自身の歯の事を知っていただくお手伝いを差し上げたいと思います。